先輩からのメッセージ

患者さんの
「人生」そのものに関わる仕事
責任が重い分、
自分の人間性も磨かれる

精神保健福祉士 武藤 亜子

出産・子育てといった自身のライフスタイルの変化に合わせて、大学時代から興味を持っていた精神科領域にチャレンジ。地域移行機能強化病棟のケースワーカー。
2020年当院入職。

「いつか」は自分が行動を起こさないと来ない

大学在学中に精神保健福祉士と社会福祉士の資格を取得したのですが、卒業後は障がい者支援施設のようなところで知的障がいの方や自閉症の方の生活支援を行う仕事を選択しました。とはいえ学生時代はむしろPSWを目指していて、ついでにCSWの資格も取得しようかなくらいの気持ちだったので、精神科の領域に行きたいという気持ちは自分の中にずっとありました。怪我してギプスを巻いていればその痛みを理解してもらいやすいですが、精神科の病気は目に見えないがゆえに本人の性格的なことだなどと言われがちで、生き辛さというか周りの人に理解してもらえないということを歯がゆく感じていました。その気持ちを汲んであげられる自分がいるのであれば、自分がその領域で精神障がいのある人たちの生活に関わっていけたらいいなと思っていたからです。とはいえ知的障がい者を支援する仕事にも面白さがあって、その間に結婚・出産を含めたいろいろなことあり、気が付けば30歳になっていました。節目を迎えて自分の人生を振り返ったときに、いつかチャレンジしたいなと思っていたことにチャレンジしていない自分がいると気が付いて、やりたいと思っているのであれば、「いつか」は自分が行動を起こさないと来ないと思いました。ちょうどそんな時に知り合いから石橋病院でPSWを募集しているという話を聞いて応募してみようかなという気持ちになりました。今はあのとき応募して良かったと思っています。
 

新しい病棟の方向性を模索中

私は地域移行機能強化病棟のケースワーカーなので、主に退院を支援しています。私が関わった患者さんが退院されて外来にいらしている際などに、元気に生活されている姿を見かけたり、「退院できてよかったです」というようなお言葉をいただいたりすると、あの時期にこの方の人生と関わることができてよかったなと思います。大事な時期にご縁をいただいたなって。PSWとしてのやりがいというか、嬉しい事ですかね。退院支援の病棟なのでどうやって退院するか、退院後に自分の病気や問題とどのように付き合っていくか、どういったお手伝いが必要になるかということについて話をします。ワーカー3人が看護師、時にはOTも交えて一緒に病棟で仕事をしています。立ち上げたばかりの病棟なので病院も私たちPSWもまだ正解がわからないまま、試行錯誤しながら運営しています。最近は病院全体として、「ちょっとやってみようよ、やってみないとわからないよね」というスタンスになってきている気がするので、最初よりも色々やりやすくなっていると感じます。
 

患者さんを通して自分の人間性が磨かれる

入職前は、精神科に入院している患者さんたちは退院したい気持ちはあれど退院後の行き先を考えることが難しかったり無かったり等の理由で病院に入院されているのだろうと思っていました。でもそれは自分の価値観の押し付けで、長い間ここで生きてきた方たちもいらっしゃって、そういう方はここからどこにも行きたくないっておっしゃるんですよね。病院はその方の人生と一緒にあったものなのです。その方がどうやって生きてきたのかということに目を向けないと、自分のそれまでの尺度で測ってしまいがちだということをとても感じました。病気や障がいがあっても、患者さんにもひとりの人間として、自分の人生をどうやって生きて行きたいのか、自分はどんな風になりたいのかということを考えてもらいたいなと思っています。でも今はまだ自分が自分のことをそのように考える段階ですね。患者さんに伝える以上、自分がやれるようになりたいし、患者さんを通して自分の人間性が磨かれるというような部分もPSWの仕事のいいところかなと思います。歳を重ねたこともあるかもしれませんが、5年10年前の自分よりもはるかに今、自分で決めたことだといろいろなことが割り切れるようになったと思います。そんな風に思えるようになったのはこの仕事をやってみようと決めて自分の言葉で自分がどのように伝えていくのかを考えるようになってからでしょうか。でもまだまだ練習中です。
 

患者さんのいいところを一緒に見つけられる人に来てほしい

プライベートの話をすると、子どもは育てているというより、育っていますね(笑)。前の職場は少し遠かったので、保育園のお迎えが遅くなってしまうこともありました。今は終業時間が5時でほぼ定時に仕事を終えることができるので買い物を済ませてからお迎えに行けます。そんなちょっとしたことでも毎日の積み重ねですからやはり重要です。始業が遅いので朝の30分も楽ですね。少しゆとりができてとてもありがたいです。有休も申し訳ないくらい自由に取得させてもらっています。仕事のコントロールはある程度しやすいです。自分のペースで仕事をやらせてもらっているんだろうなと思います。週末は子どもを連れて実家に帰ることも多いです。親は孫の顔を見ることができるしこちらも食事の用意をしなくて済むのでお互いにハッピーですね!昔は、「まぁいいか」とそういう考え方ができなかったのですが、今は肩の力が少し抜けたように思います。
新しく来られる方は患者さんのいいところを見つけていける人だといいですね。つい悪いほうに目が行きがちなので、その人の強みを一緒に考えていける人に来ていただきたいです。ユニークで面白い人もいいですね。一緒に働ける日を楽しみにしています。
 
(感染対策を行った上で、撮影時のみマスクを外しています。)

 

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