先輩からのメッセージ
- 毎日が新しい発見。
賑やかな職場で同僚から
刺激を受けながら
やりたいことに挑戦しています -
作業療法士 横野 沙苗
姉の一言で作業療法士を目指し現在に至る。札幌から子どもを連れて公共交通機関で通勤する頑張り屋。
2008年入職。
入職して10年以上。辞めたいと思ったことはない
子どもの頃から看護師を目指していました。進路を決める段階でも看護師は選択肢のひとつでしたが、言語聴覚士の姉から「作業療法士のほうが向いているんじゃないの?」と勧められたことがきっかけとなってOTという職業に興味を持ちました。精神領域では創作活動などを通してケアやサポートをすることが仕事のひとつと知り、元々ものづくりが好きだったこともあってそういった部分を活かして仕事にできるということは自分に合っているのかなと感じOTの専門学校を選択しました。実習を終えて一番興味を持った精神科領域に進もうと決め、1週間のデイケア実習を行った石橋病院に入職しました。病院の雰囲気が事前にわかっていたので安心感はありました。 配属がデイケアではなく作業療法課になりましたのでその違いはありましたが実際に入職してみて、実習時と何か大きくイメージが変わったようなことはなかったと思います。入職して10年以上経過していますが、何とか今日まで続けることができました。休みも取得しやすいですし、自分がやってみたいと思うようなことも挑戦させてくれるような環境だと思います。子育てに対して理解のある上司と同僚が居る
育休を2回取得しています。元々当院の保育園の利用は医師と看護師が対象だったのですが、作業療法課に所属する職員が出産するのは私が初めてで、その時に上司が病院に掛け合ってくれて職種に限らず職員全員が利用できるようになりました。今は下の子を当院の保育園に預けているので札幌からJRとバスで子連れで通勤しています。そこだけは正直大変ですね。とはいえその姿を同僚が見てくれているというのもあって、子どもが熱を出して急な休みになった時も受け入れてもらえるので、大変さを理解してくれてるのは本当にありがたいです。札幌から通勤している同僚が多いので子どもの相手をしてくれたり、一緒に面倒を見てくれ、とても助かっています。「人対人」であることを忘れないようにしたい
レクや行事のときに普段と違う患者さんの表情を見ることはとても印象深いです。 刺激の少ない入院生活の中でのイベントなので、楽しみにしてくださっている患者さんも多いですね。とても楽しかった等の感想をいただけるとやはり頑張ってよかったという達成感が得られます。毎年同じようなことをやるのではなく新しいことを試すようにしています。「患者さんと治療者」という立場である以前に「人対人」であることを忘れないようにしたいです。 人生の先輩方に対して、治療者という以前に尊敬する気持ちを持ちながら、その人らしさに寄り添えるような関わりを心掛けています。プリセプターが精神的な面についてもサポートします
作業療法課には今9人のOTが在籍していますが半数以上が20代の若いメンバーでエネルギーが溢れる職場です。入職後は2ヶ月の研修期間があります。プリセプターが業務的な面はもちろん、精神的な面についてもサポートする制度です。毎日プリセプターとフィードバックをして、その日の業務内容の振り返りや、困っていることがないかなどの聞き取りを2カ月間続けて行うので、研修を終える頃にはスムーズにプログラムを担当できるようになっています。このプリセプター制度を経験し、安心して仕事に向き合っていただきたいと思っています。私の新人時代もそうでしたが今もその研修制度が続いているので先輩に相談にのってもらいやすい環境だと思います。賑やかな職場で人間関係では困ることや、心配することがあまりないです。私自身、若い後輩たちからの刺激を受け毎日が新しい発見です。10年近く働いていると、自分のやり方が固定されがちですが、後輩と患者さんとの関わり方から学べる部分も多くあり、とてもいい刺激を受けています。お互い尊重し合える環境でぜひ一緒に働きたいです。発想豊かなアイデアを出してくれる方が入ってくださると私もいい刺激になりますし、若い世代がいろいろな考えを持って来てくれるととてもいいと思っています。(感染対策を行った上で、撮影時のみマスクを外しています。)