看護部長・副看護部長からのメッセージ

精神科看護を通し
自分自身が成長できる
職場環境だと自負しています

副看護部長 佐々木 裕司

個を理解する姿勢を大切にするアルコール依存症看護のエキスパート。
院内感染対策担当/北海道アルコール看護研究会事務局担当
2005年入職。

アルコール病棟で培った経験を活かしながら新環境で研鑽を深めたい

高校卒業後、小樽医師会の准看護学校に入学、同時に石橋病院に入職しました。看護助手として働きながら学校に通う、当時はそれが当たり前の形でした。正看護師資格取得のために一時期小樽を離れ他院にお世話になった時期もありましたが、ライフステージの変化に伴い、また石橋病院で働かせてもらうことに。助手時代含めアルコール病棟一本でやってきましたがこの春初めて異動になりました。同じ精神科の領域であっても、多岐に渡る知識をつけていく必要があると常々思っていたし、立場上も副看護部長ということになったのでアルコール病棟で培った経験をまた違う環境で活かしながら研鑽を深めていきたいと思っています。スタッフとお互い学びながら助けながら、やっと環境が整ってきたのかなという感じです。ここに至るまでは自分ひとりじゃやはりできなかったし、スタッフが想像以上に動いてくれた、逆に助けてくれたっていうそんな思いでいっぱいです。
 

道内でも数少ない専門病棟を持つ病院

現在、北海道アルコール看護研究会の事務局を担当しています。過去に石橋病院の先輩たちがアルコール看護研究会事務局に携わって活躍してきた姿も見てきているので、ぜひ自分もそんな風に貢献して行きたいなという思いがありました。事務局を通して他の病院とやりとりすることも多いのですが、専門病棟を持ってる病院というのはそもそも道内では数が少なくて、患者さんを診ている数が全然違っていたりするので、自分で言うのもなんですけど当院は患者さんの病状のとらえ方だとか、そこからの職員の気持ちだとか、それらをどう現場で共有してるかということをうまくやれているなという風に実感します。全国レベルだと、皆同じ問題にぶち当たっていて、スタッフ教育に必要なことは何かとか抱えているものは一緒だなっていう風に思えたりして、新たに勉強になるということはもちろん、自分たちが今やっていることが間違っていないということの確かめにもなっています。
 

ドラマのようなつながりが形としてはっきり見えた

副看護部長としては院内感染対策にウェイトを置いておりますので、クラスターを経験して同じことにならないように、足りなかったことは何なのか?早い段階で何を準備しなきゃならないのか?そういうことを常に考えています。
職員も感染してマンパワーが足りない、物資は揃っていない、コロナの対応がきちんとしたものになってない、そういったことを整備しながら、朝から夜遅くまで働いて疲労感だけが募り、何なんだろうこの状況はと辛い気持ちになっていた時のことです。別の病棟の患者さんが窓をコンコンと叩いて大丈夫か?倒れるなよ、頑張れって声を掛けてくれたのです。翌日の朝またクタクタで仕事を始めた時にパッとその窓を見たら「頑張れ」と書かれたポスターが。患者さんが作ってくれたものでした。これは結構泣けましたね。ふと窓を見ると目に入るんですよね、もう涙が止まらなくて。コロナがやっと少し落ち着いてきた時に、スタッフに応援メッセージをどう思った?と尋ねたところ「患者さんからあのような励ましを頂けるんだな」とうれしく思ったということになり、今度はお礼の言葉をポスターで返そうかという話に。垣根を越えたとでも言うか、石橋病院ならではの元々持っている横のつながりっていうんですかね?そんなドラマみたいなことが本当に目の当たりに実感できたのもこの時でしたね。形としてはっきり見えました。
 

職員同士が互いに気遣えないといい看護の提供ができない

当院では職種を超えた職員同士の横のつながりもとても大事にしています。病院全体の行事っていうものが昔から大事にされてきた歴史があるんですよね。仲がいいと言ったら何か安い言葉になってしまうんですけど、そういうものが入職した当時からありました。私自身は、人間関係はやはり優しさを欠かしてはいけないと思います。思いやるということが絶対必要。これは患者さんとのやり取りの中で自分で構築してきたものです。できないところに目を向けるのではなく、いいところを一日一個見つけようというスタンスで患者さんと関わってきましたし、職員に対しても同じですね。職員同士が思い合えてお互いを気遣って心が潤わないと患者さんに対していい看護の提供ができないと思うんですよ。
 

仕事に一生懸命になりすぎず自分の時間も大切にしてほしい

精神科病院では、患者さんの看護を通して、自分の考え方や生き方の傾向なんかを振り返る機会が生まれ、看護していくこと自体が自分の成長過程であり、こちらが育てられているということを実感することも多いです。
スタッフに言いたいことは、「困ったときは自分ひとりで抱えないこと」、これが第一、まずは相談してくださいと。物の言いにくい上司だったら嫌でしょう?自分自身の上司が実際とても相談しやすい方で、兄貴という存在感で、若い頃から付き合って来ているので男としての魅力と言いますか、彼をモデルの上司像として常に抱いているので、私も何かそういう関係性を大事にしていきたいし、同じように下の世代に大切なものとして受け継いでいってほしいです。
それと、あまり仕事に一生懸命になりすぎないでほしいですね。失敗していい。完璧にやろうとすると結局は自分の時間を犠牲にすることになるからそうではなくグレーな部分で仕事をしていこうという事も大切にしています。そのせいで仕事がおろそかになるかといったらそうではないと思います。プライベートも大事にしてほしい、やりたいことは応援しますが、ぐいぐい手を引っ張っていこうとは思いません。そういう良さがあるんですよね、この病院には。押し付けることはないし、自分の時間も大事にしていこうっていうのが当院のいいところなんだと思いますよ。
どんな人でもウェルカムです。一緒に働ける日を楽しみにしています。

(感染対策を行った上で、撮影時のみマスクを外しています。)
 
 

交通アクセス

〒047-8585
北海道 小樽市 長橋3-7-7

【タクシー】小樽駅から10分
【バス】塩谷線(中央バス小樽駅前バス停より)「長橋十字街」下車・余市線(中央バス小樽駅前ターミナル5番乗り場より)「長橋十字街」下車

お電話でのお問い合わせ

0134-25-6655

採用担当