医療業務以外の業務をサポートするのがケアスタッフの仕事です。
私は高齢者グループホームで介護職として勤務した後、2009年にケアスタッフとして当院に入職しました。介護職もケアスタッフも、人のお世話をさせていただく仕事ですが、介護職が食事・入浴・排泄などの介助や環境整備、レクリエーションの実施など生活をサポートするのが主な業務であるのに対し、ケアスタッフは看護師の指示に従って、看護師の医療業務以外の業務をサポートするのも仕事です。介護職が行わない医療機器の準備や片付け、伝票・カルテの運搬など看護師の補助的な役割を担っています。
身体的負担で退職するも、病院の配慮を受けて復職。
入職してはじめは、高齢者施設での経験が活かせる認知症病棟に配属され、食事、入浴、排せつなどの介助を行っていました。様々な方が入院されている当院では、患者様と接する機会が多く、人と触れ合うことが好きな私にピッタリな仕事でしたが、腰痛など身体の負担を感じて、2012年に一度退職しました。しばらくブランクを置き、知人に誘われて2014年に復職しました。現在は、外来のケアスタッフとして、患者様の誘導や診察の付き添い、医療機材を洗うなどの業務を行っています。身体に負担がかからないよう、配慮してくれたことを嬉しく思います。
外来は病院の顔。日々自覚を持って対応しています。
多くの患者様が訪れる外来は病院の顔ですので、対応にはいつも気を配っています。患者様の緊張をほぐすために笑顔を絶やさないことはもちろん、何かお困りの方はいないか、体調を崩している方はいないかなど、診察を待つ患者様の様子を気にかけています。様々な疾患に応じた対応が求められますが、診察場面に付き添うことで対応を学ぶことができますし、先生方も優しく教えてくれるので、無理なく専門知識が付けることが出来ています。
一度辞めた私も職場に復帰。人間関係は良好です。
一度辞めた私が復帰したことからもわかる通り、院内の人間関係は良好です。外来はチームワークがよく、とても働きやすい環境です。病棟にいたときに顔見知りになった患者様が、外来に来た時に声をかけていただくなど、人との関りが継続できているのも嬉しいですね。ケアスタッフに特別な資格は必要ありませんが、状況を察することが得意な人が活躍しやすいかと思います。ここ数年、若い方が新しい風を吹き込んでいます。年齢や経験を問わず活躍できますので、一緒に病院を盛り立てていきましょう。